HSPさんが向いている職・不向きな職とは?転職する上での重要なことも紹介

HSP

転職3回を経験したアラサーOL果実酒です。

よく社会人で「私はHSPで、働くことがとても辛い」という方を見かけます。

私もHSPという自覚はあり、営業職や事務、マーケターなど色々な職を転々としてきましたが、気を遣う場面を数多く経験してきました。

そこで今回は、転職活動を3回経験したHSPの私が、HSPの人が転職先に向いている職の特徴について紹介いたします。

また、HSPの人がうまく転職活動していくために、おすすめの転職サービスと転職時の注意点についてもまとめています。

この記事を参考にすれば、できるだけストレスなく働ける職さがしができるようになるでしょう。

HSPの人が転職先に向いている職の特徴

私の経験とHSPの人の特性をもとに、転職先に向いている職の特徴を紹介いたします!

ここでいう「向いている」というのは、以下のことを言います。
・仕事に集中しやすい
・能力を発揮しやすい
・ストレスを感じにくい

それぞれについてお話していきます!

1.在宅ワークができる

在宅で仕事ができる環境は、HSPさんにとっては仕事しやすい環境と言えます。

在宅ワークのメリットは以下の通りです。

  • 周りの目を気にせずに仕事に集中できる
  • 慣れた環境で仕事ができる
  • 急に話しかけられることが無い

私は2020年に流行したコロナをきっかけに、週5出社から週1出社、転職して週5在宅ワーク(たまーに出社)という働き方に変わり、出社と在宅ワークどちらの環境も経験しております。

その経験をもとに伝えると、HSP気質の私にとって、在宅ワークはストレスが少なく、そしてパフォーマンスを発揮しやすい環境です!

もちろん人によっては「在宅だと仕事に集中できない」と否定的な意見もあります。ただ、出社か在宅ワークか選びやすいというだけで、気持ち的にも楽になると思います。

そのため、週5出社しなきゃいけない職場よりも、週に数日は在宅ワークができる職場である方が良いでしょう。

2.ルーティン作業が中心

元々決まったルール通りに業務を進められる仕事の方が、HSPさんにとってはストレスなく働けるでしょう。

HSPの人は、不確実性や予期せぬ変化に敏感でストレスを感じやすいです。そのため、予測しやすいルーティン作業である方が刺激が少なく、安心して仕事がしやすいと言えるでしょう。

ルーティン作業が中心の職場は、以下のようなものが挙げられます。

  • データ入力や経理業務
  • ライブラリーやアーカイブスタッフ
  • 製造業のライン作業
  • メンテナンススタッフ

もちろん会社によっては、上記の職業でもイレギュラー対応が発生するケースがありますが、他の職種と比較するとルーティン作業が多い傾向にあります。

3.一人での作業が多い

一人で作業をする職であれば、外部からの刺激を受けにくく、自分の仕事に集中して取り組みやすいです!

一人で黙々と作業する環境であれば、周りに気を遣いすぎて精神をすり減らすことも少なくなるでしょう。

私も業務稼働時間のうちのおおよそ8割は自分一人で黙々と仕事をします。これが社員やクライアントとのコミュニケーションや連携が中心であれば、常に気を張ってしまって、仕事が終わる頃にはヘトヘトになるでしょう。

一人での作業時間が多い業種の代表例と言えば、エンジニアやプログラマー、ネットショップ運営などがあります。

社内メンバーやクライアントなどとやり取りをする時間は多少発生しますが、一人で作業する時間がメインになります。

4.創造性を活かせる

HSPさんは感受性豊かな傾向にあるので、クリエイティブな業務に活かせる可能性があります。

クリエイティブ職は、新しいアイデアや発想を生み出す力が求められます。

「昔から何かを作ったり、考えたりするのが好き」という方も多いのでは無いでしょうか。

今では色々なクリエイティブな仕事があるので、その中から自分の好きな分野を選べるでしょう。

代表的な職で言えば、動画制作やデザイナー、ライター・コピーライター、イラストレーターなどがあります。

クリエイティブ活動は一人作業が中心なので、HSPさんにとってストレスが少ない環境で能力を発揮しやすいと言えるでしょう!

5.細部に気を遣う

HSPさん特有の、細部に気を配る能力に長けている能力は様々な職場に活かせます。

HSPさんは、他の人が見逃しやすいちょっとした変化にも気づきやすい特性を持っています。

これを仕事に活かせられれば、仕事に大きく価値を提供できるのではないでしょうか!

例えば校正者や編集部、製造業の品質管理などでは、細部の確認が必要になってきます。

HSPの人に合わない職の特徴

HSPさんにとって、ストレスを感じやすく、能力を発揮しにくい職場の特徴というのもあります。

例えばどのような業種が苦手なのか、紹介していきます!

イレギュラー対応が多い

先ほども説明した通り、HSPさんはイレギュラーな対応をするのが苦手な特性があります。

「仕事においてイレギュラーやハプニングは避けられない」という声もありますが、頻繁にそのような状況が起きる業種と時々起きる程度の業種それぞれがあります。

イレギュラーやハプニング対応が多い業種は、救急医療関係者や警察官、プロジェクトベース(イベントプランナーやプロジェクトマネージャーなど)の業種が挙げられます。

人とのコミュニケーションや連携が中心

感受性が豊かで周りに気を遣いがちなHSPさんは、コミュニケーションや社内・社外連携が中心の業種はストレスが溜まりがちです。

常に人の気持ちを汲み取って行動する人が多いので、周りの空気を読みすぎて、エネルギーをかなり消費してしまいます。

接客や受付など、コミュニケーションが中心の仕事だと、相手の気を遣いすぎてしんどくなることもあります。

また、周りのメンバーやクライアントに気を遣いすぎて、自分だけ仕事を抱え込んでしまうケースもあります。

先ほどもあったプロジェクトベースの仕事は連携がメインの業務なので、注意しないと自分に負担がかかってしまう可能性があります。

競争が激しい

HSPさんは外部からの刺激に敏感であるため、競争が激しい環境の職場はかなり疲弊してしまうでしょう。

ノルマがきつい営業であれば、常に数字やライバルと戦いながら仕事をしないといけません。

もちろんHSPさんの中でも、「売り上げ達成のためであればきつい環境でも大丈夫!」という方はいますので、人それぞれだと思います。

営業部であれば、常にプレッシャーと戦い、クライアントとコミュニケーションをとる必要があるので、ストレスになる可能性が高い点は注意が必要です。

HSPの人が転職に成功するためには、面接で仕事環境を把握することが重要

HSPさんが転職先でストレスなく働くためには、仕事環境を事前に把握しておくことが必要です。

HSPさんに向いている業種は傾向としてあります。しかし、向いている業種だからと言って必ずしも理想通りの環境であるとは限りません。

例えばクリエイティブ職のデザイナーでも、クライアントや社内メンバーのコミュニケーションが不可欠な場合があります。

そのため、HSPさんに向いている業種を選んだとしても、ストレスを感じやすい業務も含まれている可能性があります。

また、向いている業種を選んだとしても、企業の“風土”によっては、HSPさんにとって働きづらさを感じる可能性もあります。

例えば成長期のベンチャー企業で、大量の仕事をこなさないといけなく、クリエイティブな職でも厳しいノルマを課される可能性だってあります。

だから「この業種を選んだから安心して仕事できる!」と思わず、面接で業務フローや職場の雰囲気について確かめましょう。

HSPの人におすすめの転職サービス2選

HSPの方におすすめしたい転職サービスは2つあります。

それぞれのサービスは私も活用したことがあります。

Wantedly

Wantedly(ウォンテッドリー)「はたらく」を面白くするビジネスSNS

Wantedlyは、企業の担当者と気軽に面談できる求人サービスです。

転職活動というと、興味ある企業に応募をすると、いきなり書類選考や一次面接が始まってしまうケースが多いです。

しかしWantedlyだと、選考に進む前に、企業の担当者とカジュアル面談という形でやり取りができます。

例えばWantedlyにて気になった企業に話を聞きたいとなった場合、「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味がある」という項目から、自分に近い状況のものを選択できます。

このカジュアル面談は選考に含まれていないので、面接時では聞きづらいことも聞きます。私はWantedlyを使って転職活動をした時、最初のカジュアル面談で企業の風土やメンバーの雰囲気を聞き出し、それを聞いた上で自分とマッチしていそう!と思ったら選考に進んでいました。

またWantedlyだと、どのようなメンバーが所属しているのかがわかります(企業によってはメンバーを登録していないこともありますが‥‥)。

そこだけで企業の風土を判断するのは難しいですが、同じ部署になるメンバーの経歴や色が事前にわかれば安心ですよね。

Pitta(旧:Meety)

Pitta | カジュアル面談プラットフォーム

Pittaは、企業の担当者と直接繋がれる、「カジュアル面談」に特化したプラットフォームです。

転職活動がメインというよりは、色々な企業の担当者と気軽にコミュニケーションを取れるサービスとなっています。

最初に面談・面接をするとなると、人事部の担当者が出てくるイメージがあります。しかしこのPittaで募集している担当者は、営業部やマーケター、エンジニア、中には社長と、様々な方がいます。

働きたい部署の担当者にカジュアルに話を聞けるため、その部署で働くイメージを持ちやすくなるでしょう!

まとめ

今の職場で悩みを抱えている、疲弊しているHSPさんも多いでしょう。

私は環境も業種も異なった4つの職場を経験してきましたが、向いている・向いていないと思う職場で、それぞれストレス度もパフォーマンスの高さもはっきり違ってきました。

私は職を変えて初めて「自分はこういう職場が向いているんだ」「こういうことに我慢できないんだ」ということを自覚しました。

経験してからではないとわからないこともありますが、自分に合った職場に早く定着したいのは誰しもが思いますよね。

このブログを参考にして、働いていて楽しいとちょっとでも思える転職先に巡り会えることを祈っています!

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