経験者が語る!HSPに営業職は向いていない?HSPでも成果を出す方法を紹介

HSP

こんにちは、HSP系OLの果実酒です。

自分はHSPだと自覚していて、営業職に向いていないと思われている方が多いのではないでしょうか。

営業職と言えば、「ノルマがきつい」「人とコミュニケーションをとる機会が多いので常に気を遣っている」など、HSPさんにとって億劫になるイメージがあります。

現在進行形で営業職についている方、これから就職で営業職を検討している方の中には、「自分が営業職に就いて大丈夫だろうか」と不安に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、営業職を経験した私の実体験をもとにしながら、HSPさんが営業職に苦手意識を持ちがちな理由と、HSPさんでも営業職でうまくいくためのコツや考え方について紹介します。

営業職に就職するか、もしくは営業職以外につくか悩まれている方はぜひこの記事を参考にしてください!

HSPさんが営業職は向いていないと言われる理由

HSPさんの傾向的に、営業職は向いてはいません。

なぜ営業職が向いていないと言われるのか、大きく分けて3つあります。

プレッシャーに弱いため

営業職には“ノルマ”が外せないため、そのプレッシャーと戦えるメンタルが必要です。

HSPさんは何にでも完璧を求めがちで責任感が強いため、「ノルマを達成できなかったらどうしよう」という不安に陥りがちです。

参考:HSP気質の方の特徴と抱える悩み|名古屋市金山の心療内科|ひだまりこころクリニック金山院,精神科

その責任感からしっかりとした成果を出せる可能性はありますが、万が一失敗した時のリスクを考えすぎて、大きなストレスをためてしまうことがあります。

相手の機嫌を伺いすぎてしまうため

HSPさんは感情の変化を察知しやすく、共感力が高いため、相手の機嫌を気にしすぎてしまいます。

例えば営業相手が少しでも嫌そうな態度をとっていたら、それを感じ取って怯んでしまいがちです。

営業は断られる前提で行う活動なので、いち相手の態度で気持ちに波ができてしまえば続けにくくなるでしょう。

たとえ相手が迷惑そうだったり、冷たくあしらわれたりしても、すぐに切り替えられるメンタルが求められます。

環境の変化に左右されやすいため

HSPさんは少しの変化でも敏感に受け取るため、変化が激しい営業職は疲弊してしまいます。

特に外回りの営業は、色々なオフィスなどの場所を回らなければなりません。

その際に、いつもとは違う景色やにおいを敏感に察知し、仕事に集中できなくなる可能性があります。

また、クライアントによって臨機応変な対応が求められます。

HSPさんは基本的に激しい変化が苦手なので、イレギュラーな事象は疲れてしまいがちです。

HSPさんがストレスをためずに営業活動を続けるためのコツ

HSPさんの特性から、営業職はストレスが大きくなりがちです。しかし、HSPさんでもストレスを貯めずにうまく営業職を続けていく方法が3つあります。

それぞれについて紹介していきます。

成果よりもプロセスを褒める

営業の成果よりも、まずは成果に至るまでの過程を評価しましょう。

営業活動においてノルマは欠かせませんし、会社からの評価もほとんど成果で決まってしまいます。しかし、成果だけ重視されてしまうと、「いい成績を出さなきゃ」と焦ってしまい、いつの間にか大きなストレスになります。

そのため、自分で自分を評価する際は、成果ではなく過程を振り返り、褒めてあげるべきです。

例え成果に繋がらなくても、成果を出すために十分に頑張っていたのであれば、自分だけでも自分のことを認めてあげましょう。

自責になりすぎない

営業活動がうまくいっていないからと言って、自分だけの責任として捉えないようにしましょう。

以下の要因のように、自分以外に要因がある場合も十分にあります。

  • そもそもの商品・サービスの質が良くない
  • 会社の予算が足りていない
  • 商品と相手の会社との親和性が無い

条件が悪いなりにでも良い成果を出す方法はあるかもしれませんが、「成果に繋がらなくてしょうがない」となるケースも多いです。

HSPさんは真面目すぎるので、全ての事象に対して「自分がもっとうまくやっていれば」と自責を持ちがちです。

そのため、成果につながらなかった営業活動に対して、本当に自分の問題なのか、それ以外の問題なのかを切り分けて冷静に考えましょう。

自分に合う営業活動ができる会社に転職する

会社によって、自分がやりやすいと思える営業活動ができるかどうか変わってきます。

もし今の営業スタイルに納得ができていないのであれば、今後続けていてもストレスは減らないでしょう。

HSPさんはただでさえストレスを抱えがちなので、自分がやりやすいと思える営業活動ができる部署や会社に変えるのがおすすめです。

以下の例のように、どのような条件であれば営業活動がしやすいと思えるのか一度考えてみましょう。

<例>

  • 外勤よりも内勤営業
  • 会社の方針が顧客ファースト
  • 自分が好きで、人におすすめできるような商品を売っている
  • お客様に無理強いさせない営業ができる

HSPさんでも営業職で成果を出すためのポイント

もしHSPでも営業で成果を出したいのであれば、HSPの特性を活かしましょう。

具体的には、以下の点を押さえるのがポイントです。

  • 共相手の悩みに共感して寄り添った提案をする
  • コンサルティング営業に就く
  • 深くリサーチする
  • 商品・サービスの良さを理解し、自分なりにしっかり伝える

それぞれについて紹介します。

相手の悩みに共感して寄り添った提案をする

HSPさんの特性である「共感力」の高さを活かして、顧客の気持ちに寄り添いましょう。

HSPさんは他人の感情に敏感で、相手の顔の表情や言動などの些細な変化で気持ちを察することができます。

相手の気持ちを理解し、寄り添う提案ができるのは営業マンにとって武器になります。

コンサルティング営業に就く

HSPさんは、​​顧客のそれぞれの悩みや課題をヒアリングし、それにあった商品・サービスを提案するコンサルティング営業が向いています。

このコンサルティング営業は、顧客の気持ちや状況を深く理解し、信頼関係を築いていくのが重要な職です。

共感力が高いHSPさんであれば、相手のニーズの的を得た提案がしやすいでしょう。

このコンサルティング営業で成果を出すためには、相手の悩みや課題に共感することはもちろん、親密なコミュニケーションを通して相手の課題にあった提案をしていくのが大切です。

できるだけ深くリサーチする

「情報を深く処理できる」というHSPさんの特性を活かして、顧客を徹底的にリサーチしていきましょう。

HSPさんは、他の人が見えないところまで深く情報を処理する力に長けています。

顧客情報を徹底的にリサーチするのは、営業で成果を出す上でとても重要なことです。

時間はかかるかもしれないですが、核心ついた提案をするためにはリサーチは欠かせません。

このリサーチ力を武器に、他の営業マンが省略してしまいがちな情報まで徹底して調べ上げましょう。

商品・サービスの良さを理解し、自分なりにしっかり伝える

売っている商品・サービスの良さを理解した上で、その良さを自分の言葉でしっかりと伝えられるようにしましょう。

HSPさんは他人の感情に敏感であるため、「営業して嫌に思われないかな」と過度に相手に気を遣ってしまいます。

しかし、商品・サービスの良さを改めて知ることで、売る罪悪感も薄まります。

そしてマニュアルや会社の売り文句ではなく、自分の言葉で商品・サービスの良さをしっかりと伝えましょう。

自分の言葉にすることで、嘘偽り無さが相手に伝わりやすくなります。

まとめ

今回はHSPさんが営業職に向いていないと言われる理由と、営業職でもストレスなく働く方法、HSPさんなりに営業職で成果を出す方法について紹介しました。

営業は基本的にノルマに厳しく、顧客などの色々な人とコミュニケーションをとるのが必須な職業です。そのため、責任感を感じやすく、相手の機嫌に敏感なHSPさんはストレス負荷が大きいと言われます。

しかし、HSPさんでもうまく営業職を続けていく方法があります。例えば、成果よりもプロセスを評価するようにしたり、自責になりすぎないようにしたりなどの方法が効果的です。

また、HSPさんの特性を活かせば、営業で成果を出すことも可能です。

自分はHSPでも営業職につきたいという方や、この先営業職を続けていいのかどうかわからないという方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います!

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